
オルソケラトロジー
オルソケラトロジー
メリット
デメリット
オルソケラトロジーは、アメリカで30年以上前から研究・施術され、現在、アメリカ・ヨーロッパ・アジアを中心に、世界各国でその安全性と効果が認められ、実施されております。レーシック等の外科的手術と異なり、レンズの装用を中止すれば、角膜の形状は元に戻りますので、安心してお使いいただけます。また、日中装用のコンタクトレンズとくらべても、夜間の装用なので、ほこり等が目に入ったりせず、レンズを紛失する心配も減るなど、安全・快適にお使いいただくことが出来、リスクは一般のコンタクトレンズと同等またはそれ以下となります。
1
事前相談(保険診療)
視力検査やオルソケラトロジーについての詳しい説明をいたします。
2
適応検査
眼の状態を検査してオルソケラトロジー治療ができるかを調べます。
適応検査までに、ソフトコンタクトレンズで2〜3日、ハードコンタクトレンズで2週間、事前に外した状態で生活していただく必要があります。
3
トライアル装用
適応検査で問題がなければ、院内で30分程度装用していただきます。その後、1週間のテスト装用治療を行います。
4
治療開始
効果が確認できたら、本治療を開始します。
5
定期検診
検診は、翌日、1週間後、2週間後、1か月後、3か月後となり、以降3か月ごとの検診となります。眼やレンズの状態を定期的に確認します。
適応検査 | 5,500円(税込) | |
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トライアル装用 (お試し装用) |
お試し装用のみの方 | 両眼・片眼:5,000 円 (税込) ※お試し装用開始時に保証金として両眼の場合65,000円(片眼35,000円)をお預かりし、終了時に両眼の場合 60,000円(片眼 30,000円)をお返しいたします。 |
本治療を開始される方 | 0円 ※お試し装用開始時に保証金として両眼の場合60,000円(片眼30,000円)を お預かりし、終了時に全額をお返しいたします。 |
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お試しレンズを破損・紛失された場合 | 預り金の返金はできません。 |
初年度費用 (治療開始から1年間) |
両眼 初回レンズ作成費 ・定期検査費用 |
158,000円(税込) ※強度数・乱視用は165,000円 |
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片眼 初回レンズ作成費 ・定期検査費用 |
88,000円(税込) ※強度数・乱視用は95,000円 |
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2年目以降の費用・定期検査費用 | 4,400円/回(税込) | |
初回月額換算(2年使用/1枚) | 約3,700円/月 |
処方交換(度数調整) | 6ヶ月以内(片眼1回無料) |
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破損保証(保証内レンズ交換) | 12ヶ月以内(片眼1回無料) |
紛失時 | 保証期間外となり、実費が必要です 1枚42,000円(税込)(強度数・乱視用49,000円) |
本治療開始後1か月以内の申告につき、両眼60,000円、片眼30,000円を返金いたします。(レンズは返却いただきます。)
レンズ紛失や破損がある場合は返金できません。
その他注意点
オルソケラトロジー治療で使用するコンタクトレンズは酸素透過性のハードコンタクトレンズです。コンタクトレンズの洗浄を十分に行われていない場合や、レンズケースの清潔が保たれていない場合、他のコンタクトレンズ同様に重篤な角膜感染症を起こすことがあります。
充血や異物感、痛みなどの症状が出た場合はレンズの装着は中止して、早急に診察を受けてください。他のコンタクトレンズでも不適切な使用では起こりうる可能性がありますが、オルソケラトロジーのレンズは通常のレンズとはその形状が異なるため、洗浄が不十分になりやすいので、きちんと洗浄する習慣をつけてください。レンズケースは常に清潔にして定期的に新しいものに変えてください。
オルソケラトロジーで使用するコンタクトレンズは酸素透過性の非常に高いレンズです。しかし、夜間就寝中の装用では、瞬きがないことから涙液交換がなされません。そのために角膜への酸素供給が少なくなることがあります。
装用時間は6時間以上9時間未満を推奨しており、それ以上の装用は角膜の酸素不足による角膜障害をきたすことがありますのでしないで下さい。
角膜の裏面には、角膜内皮細胞という細胞があります。この細胞は一度障害を受けると脱落して、再生しないため、減少します。オルソケラトロジー治療の短期成績では、この角膜内皮細胞の減少は認められていません。しかし、通常のハードコンタクトレンズの長期装用で、角膜内皮細胞が減少することが報告されていますので、注意が必要です。当クリニックでは角膜内皮細胞も定期的に検査いたします。